自動ラックの床面積の算定にかかる運用が変わります

2024年07月22日

お知らせ

 今般、現状の自動ラック式倉庫の容積率算定上の高さが5mごとに算定されておりましたが、倉庫の階高を踏まえた高さとして8mごとに算定されることになりました。

※8mごとの算定により床面積3,000㎡を超えるものについて適用し、3,000㎡以下のものは従来通り5mとして取り扱われます。

  固定棚や移動棚は天井付近まで荷物を置くことができるのに対し、自動ラック式の棚では高さが5mを超える部分を使用することができないこととなっており、使用する棚の種類によって不合理が生じていました。

 物流効率化の観点から、倉庫については無人化・自動化が進められており、階層を持たないビル型自動ラック式倉庫や階高に応じた自動ラック式倉庫の増加が見込まれるため、建築基準法における容積率算定の運用上の見直しが求められてきました。

 現状の倉庫の実態に鑑み、3000㎡超の規模の倉庫の階高の実態を踏まえ、8mごとに床があるものとして取り扱うこととなりました。これにより、自動ラックへの保管数量が増え、保管効率が高まることとなります。

   国土交通省より技術的助言が発出されておりますので、合わせてご確認をお願い致します。

https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/content/001755154.pdf

 本件お問い合わせ先:

一般社団法人日本倉庫協会 業務部

TEL03-5875-8985